知ってさらに好きになる!個性的な木管楽器『オーボエ』

魅力的な音色を持つオーボエ

伸びのある高音の音色が魅力のオーボエ。その原義はフランス語で「高い音の木」を意味する「hautbois」と言われています。オーボエは木管楽器のひとつであり、木管楽器の中でもダブルリードと呼ばれるイネ科の葦(アシまたはヨシ)を二枚重ねたリードを使用します。同じくダブルリードの楽器であるファゴットなどとは違い、楽器最上部へ直にリードを差し込んで使用することも特徴です。ダブルリードの楽器は古くから存在し、古代エジプトの壁画にも描かれているとのこと。野外楽器として広まったダブルリードの楽器でしたが、それを室内楽に適するよう改良したものが、オーボエです。オーボエの個性的な音色を活かしたクラシックの楽曲が多数あることからも、その音色が多くの人に愛され続けてきたことがうかがえます。

オーボエのしくみと特徴

楽器全体を大まかに分けると、リードに始まり、上管、下管、そしてベルと4つのパーツからできています。黒と銀からなる外観はクラリネットにも似ていますが、吹き口やベルの形など、よく観察すると違いがわかります。また、オーボエは見た目よりも管の中が細くなっているのが特徴で、息のコントロールがとても難しいと言われています。天然木から作られているオーボエは手入れも慎重に行うことが大切で、急激な温度や湿度の変化がひび割れの原因になることもあります。冬期には冷えた楽器へ急に息を吹き込まない、梅雨時期には湿気を溜め込まないようにするなどの工夫も必要です。演奏・手入れともにコツが必要なオーボエですが、その分、個性的で魅力的な楽器とも言えます。

オーボエは2枚のリードを使って音を出すダブルリードの楽器です。中がとても狭く息が少しずつしか入らないため「長いメロディを一息で吹ける」という特徴があります。